第16回 モンゴル相撲ブフ大会 2009


右から優勝ガンウルジ、準優勝ダンバ、3位ウルジメンド、4位ナラントンガラグ

 10月17日、川口西公園で開催された第十六回ブフ大会は成功裏に終了しました。
 大会前にNHKラジオセンター・どよう楽市が生中継するなど注目されました。開会式では、川口市の岡村幸四郎市長に「川口市でのこうした大会は有意義である」という旨のごあいさつをいただき、感激しました。続いて、著名な歌手オヨンビルグさんがドーレンジャナーを歌い、モンゴル民族衣装芸術団のみなさんが踊りを披露しました。また歌手のサランマンドホさんや馬頭琴奏者ハルフーさんもすばらしい演出で大会を盛り上げました。オヨンビルグさんの美声を聞いて、わたしは思わず涙がこぼれました。これぞナーダムだという実感が湧き、故郷が懐かしくなったからでしょう。

 そして、いよいよブフのトーナメントへ。64名の力士が参加し、一回戦から激しい戦いが繰り広げられました。一回戦で那須の強豪エルスバトと新潟の強豪バトバヤルが敗退する波乱がありました。
 準決勝は、モンゴル国トゥブ県のチャンピオン・ダンバとその弟のガンウルジ、ブフクラブのナラントンガラグとウルジメンドが残りました。今大会でブフクラブの特別ジャンガーを授与されたナラントンガラグは、ダンバと、ウルジメンドはガンウルジと対戦し、敗退しました。決勝戦は兄弟対戦となり、弟のガンウルジが優勝を飾りました。

 今大会では、はじめて女子ブフ大会も行われ、会場を盛り上げました。参加者は4名で、在日する美人の女性四人の間で優勝が争われました。一回戦では、ナラス(スポーツ専門学校生)とダゴラー(会社員)、サリナ(会社員)とオヨンチチゲ(専門学校生)が対戦し、ナラスオヨンチチゲが勝ち、決勝戦では、ナラスが見事な内掛けで優勝しました。三位決定戦では、小柄なダゴラーが強豪で体の大きいサリナの押し来る力を利用し、捻り技で三位となりました。女子ブフの終了後にほかにも4名の女子が参加を申し出ましたが、時間の関係で今度の大会までお預かりとなりました。

 男子の決勝戦の前に、民族衣装デールを着た三十数名の方に入場していただき、デールの紹介をさせていただきました。会場は美しいデールで飾られ、大会は大いに盛り上がり、フラッシュが絶えませんでした。

 大会終了後、池袋のモンゴル料理ボラガで打ち上げを行い、美酒に酔いしれました。
 ご支援くださった川口市、川口市観光協会、川口市国際交流課、川口市繭の会、外村電気商会、モンゴル民族文化基金、鍋料理オボーそのほか多くの団体および寄付をいただきました方々、ボランティアでお手伝いしてくださった方々に心よりお礼を申し上げます。誠にありがとうございました。

モンゴル・ブフ・クラブ バー・ボルドー


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主催:モンゴル・ブフ・クラブ/モンゴル倶楽部
後援:川口市/川口市観光協会/モンゴル民族文化基金/(株)外村電気商会/(株)サンプラスサービス
  /川口市繭の夢/(株)ジュンガリア/(株)サイン・ハーン/キングダム/日本ウェルネススポーツ専門学校
協賛:(有)富川エンタープライズ/中国・モンゴル料理店「香香」/敖包料理店/
  モンゴル料理タリーンエール/モンゴル料理ボラガ/(有)エム・カンパニー/(株)丸豊商事


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